皆さん、こんにちは。
街にはイルミネーションが灯り、お店ではクリスマスソングが聴こえてくるようになりました。これから忘年会やクリスマス、年賀状書きから大掃除と、何かと慌しい日が続いていくかと思いますが、どうぞ良い年の瀬をお迎えください。
さて、連載小説『盈月をとる』【最終回】『とりかえす』を公開しました。
最終回となる今回、陸はこれまで一緒に旅をしてきた小学校の頃の自分に別れを告げます。この旅を通して、19歳の青年が何を感じ、何を思ったか。リンタン湖の壮麗な景色とともに楽しんでいただけたらと思います。
2月から続けてきた連載小説も今回で終わりです。本作は「外国人技能実習制度」という少しデリケートな題材を扱っているということもあって、下調べにかなりの時間を費やしました。調べては書き、調べては書き。なるべくリアルに、違和感のないようにと。私の作品はみんなそうなのですが、本作は特に、ベトナムのシーンやベトナム人青年「クオン」の言動など、イメージして書き起こすのが大変でした笑。
それでも、本作に含まれるテーマは、いつかは書いてみたいと思っていたことなので、今は無事終わって良かったと、ほっと胸をなでおろしているところです。この場を借りて、側で支えてくれた家族、そして応援してくださった読者の皆様に感謝したいと思います。改めまして、今年一年、連載小説『盈月をとる』をご愛読いただき、ありがとうございました。
本作品『盈月をとる』は、来年の秋頃に加筆・推敲をした後に出版する予定です。それまではホームページにて無料公開を続けていくつもりですので、ぜひ周りのお友達にも教えてあげてくださいね。また、ご意見、ご感想などありましたら、いつでも心待ちにしておりますので、ホームページの「お問い合わせ」よりメールにてお知らせ頂けたら、大変励みになります。
それでは、連載小説『盈月をとる』【最終回】『とりかえす』。
どうぞお楽しみください!
Photo by Sasin Tipchai