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執筆者の写真うだりお

よいお年を!


2017年も残りわずかとなりました。

この一年、皆さんにとってどんな一年でしたか?

私は、あっという間の一年だったなぁというのが正直な感想です。

年初に立てた私の今年の目標は、

①『枠』の出版

② 連載小説の完筆

③『ツナガリ』第二版の出版

でした。

そして23日現在、③を除いて目標達成することができました。

『枠』は今読み返しても、面白い小説だと思います。物語の構成、キャラクター設定など、今までの私の作品の中で一番、綺麗に収まっていると思います。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてくださいね。

また、今年の連載『盈月をとる』は、私にとって大きな挑戦でした。この小説で、今まで無意識に避けてきた自分の弱さや恥ずかしさに向き合えたような気がします。それでも、まだまだ心の何処かに、読者の皆さんを意識して書いている、というか「守りに入っている」自分がいるのも事実。そういう意味で、もっと自信を持って、自分を曝け出して書けるようになりたいなと思っています。これは今後の課題です。

そして『ツナガリ』の改版。

今現在、物語を改変中ですが、一度出来上がったものを直すのは難しいと痛感する毎日を過ごしています。あれはあれで良かったのではないかと思う一方で、その文章や構成に満足しない今の自分がいることも確かです。読み返せば読み返すほど、詰めの甘さや物語のアラが目に付き、それを直そうとすればするほど全面書き直しになる……。ゼロから作り直した方が早いのではないかと思うほどです。ただ、ツナガリは私の処女作。それだけ思い入れが強いのも事実です。それを当時の熱量を残したまま、今の技術で書き直したい、これが年初に抱いた気持ちでした。

残念ながら今年中に改版することはできませんが、来年の春頃には皆さんにお見せできると思っています。これから精一杯取り組んで参りますので、来年も今年同様、暖かく見守って頂けたら幸いです。

今年一年、応援ありがとうございました。

寒くなってきましたね。風邪などひかぬよう体を温めて、どうぞ良いお年をお迎えください。

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