皆さん、こんにちは。
風に秋の匂いが混じってきました。歩いていても、道端に蝉の死骸が落ちていたりして、少しずつ夏の終わりを感じます。季節の変わり目ですが、皆さんは風邪などひいていませんか？
先日の台風15号の影響で、千葉県内で大規模な停電や断水が続いていますね。 倒木によって電柱が折れたり、鉄塔が倒れたり、大変な状況が続いているようです。地下水を汲み上げるタイプの住宅では、電動ポンプが動作せず、水が出ないところもあるようですが、「2週間以内におおむね全面復旧」との発表が、先日、東京電力からありました。
そんな中、「養護学校の生徒が水遊びしている、災害の中、不謹慎」と市に苦情が入ったようです（ハフィントンポスト、安藤健二）。
ところがその苦情に対する千葉市長の対応が素晴らしかったので、ここで市長の言葉をシェアしたいと思います。
「確かに千葉市内を始め、県内が停電・断水な中、不謹慎と思う方もいるかもしれませんが、自粛しても意味がありません。心を寄せて頂いた上で、自粛はご遠慮下さい」――熊谷俊人（千葉市長）
「心を寄せて頂いた上で」という言葉に全てが込められていると思います。 これがあって初めて、「自粛は意味がない」という言葉が生きてくるような気がします。 そしてこれを、行政のトップが発言したというところがまた素晴らしいと思いました。なぜなら、トップがこれを言うことによって、住民の間で変な諍いや過剰な気遣いが減るだろうと思うからです。
現在、千葉市内の断水は復旧しているそうです。停電については、県内完全復旧は2週間以内とのことですので、その他の地域ももう少しの辛抱ですね。一日も早く元の生活に戻れることを祈っています。
さて、連載小説『特異点（仮）』、第２４回『死神』を公開しました。 https://www.riouda.net/sinigami
今週もどうぞよい週末をお過ごしください。
Photo by Rebecca Burg