皆さん、こんにちは。
街路樹の若葉が目立ってきました。あんなに綺麗だった桜も散って、道にたくさんの花弁が溜まっています。先日は、まだ丈の短いタンポポが地面すれすれに黄色い花を咲かせていました。薄紫色のツツジ、青紫のルピナス、黄色いクロッカス。春は花が綺麗な季節です。私は普段、暗い物語の中に閉じ籠もっているので、今の時期のお散歩は良いリフレッシュになります。二十代の頃には、こんなこと考えもしなかったんですけどね。去年書いた物語の主人公がお爺ちゃんだったので、彼のせいにしておきます笑。
さて前回、ネイの家に十本筒を取りにいったサムたちは、ネイの変わり果てた姿を見て愕然としました。ネイが19歳のGMCとは思えないほど年を取っていたからです。その上、ネイは寒いわけでもないのにぶるぶると震えていて、明らかに様子が変です。
しかしもう病院には連れていけません。警察にも相談できません。こんな時に頼りになるマギは捕まっているし、他のクアリに相談することもできません。
そこで今回、サムは助けを求めてウシに会いに行きます。いよいよ、カミナリの取りまとめ、ウシの登場です。
連載小説『特異点4(仮)』、第25回『ウシ』を公開しました。
今週もどうぞ良い週末をお過ごしください。
Photo by Engin Akyurt
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