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執筆者の写真うだりお

連載小説『特異点4』、第27話『踏みにじられた蟻』を公開しました!

皆さん、こんにちは。


今日からゴールデンウィークですね。今年は最大9連休と長い休みをとられる方もいらっしゃるかと思いますが、皆さんはどこかへ旅行に行きますか?


コロナもだいぶ落ち着いてきて、各地でフェスやイベントが開催されていますが、行楽地へ向かう方も、そうでない方も、普段とはちょっと違う休日の過ごし方をしてみるのも良いかもしれませんね。自分に甘くするのも良いですし、大切な誰かとご飯を食べに行くでも良いと思います。いつもと違う休日を過ごして、ぜひ気分一新、リフレッシュをしてみてくださいね。


さて、今週の更新です。


前回、警察の護送車の中で目を覚ましたサムは、自分が電子式の手縄を嵌められていることに気付きました。手縄は電子回路で制御されており、回路が正常に作動しているうちは伸縮性のあるゴムのように伸びて、引き千切ろうにも、手首を抜こうにも、どうにもなりません。ところがサムが額の目を開こうとした時、電子機器がリブートをし始めました。そうです。以前、黒い空が現れた時と同じ状況です。そういう運も重なって、なんとか護送車から逃げ出したサムは、ネイの家へと向かいました。ケンに連絡をして、自分を警察へ突き出した『伊藤令奈』の正体を探るよう指示を出すためです。


そして今回、サムは警察の目の届かない廃ビルに身を隠します。そこで令奈に対する恨みや怒りを誤魔化すために、老人狩りに没頭します。しかしそうやって狩りを続けていると、当然のことながら、十本筒の中身は残り少なくなっていきます。それでこれからどうしようかとケンに相談するために、ケンの家に行ってみると……。



今週もどうぞ良い週末をお過ごしください。


Photo by 0fjd125gk87


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