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執筆者の写真うだりお

連載小説『特異点4』、第29話『生き埋め』を公開しました!

皆さん、こんにちは。


暖かい日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。

先日、3年以上に亘って私たちの生活に影響を及ぼしてきたCOIVD-19が、5類感染症の区分に移行されました。WHOも緊急事態宣言を終了しましたね。私の周りでは、マスクを着用している人としていない人と、半々くらいの割合になったように感じます。これから段々と旅行やイベントなど、仲間たちと集まる機会が増えていくとは思いますが、一番喜んでいるのは子どもたちかもしれません。COVID-19で縮小や中止となった運動会、修学旅行、体験学習など、それらは学生生活の貴重な体験ですからね。ぜひ仲間とのいい思い出を作ってもらいたいなと思っています。


さて、特異点の世界に戻りましょう。


(※ここから先、まだ読んでいない方はネタバレに注意してください)

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前回、ようやく伊藤令奈の正体が判明しました。本名は二階堂絵里。『マル神』班所属の公安警察官です。サムは二階堂絵里と会って話をし、女のことを白い光と重ねて見ていた過去の自分に失望しました。途端に興味が失せたサムは、女を置いて車に戻りますが、車で待っていたのはケンではなく、見たこともない中年の男女二人組でした。男は言いました、「クマが待ってる」と。どうやら中年の男女はクマの使いらしいと悟ったサムは、男の運転する車に乗り込んでクマの元に向かいました。


ところが今回、サムたちの乗った車は、街灯のない真っ暗な山道を進んでいきます。その道中、どうもクマの元に向かっているわけではなさそうだと気付いたサムは、まずいことになったと思いながらも、山奥のだだっ広い広場のようなところに連れていかれます。そこには重機があって、トラックがあって……。雨が降る中、背中を押されてトラックに近づいていったサムは、トラックから降りてきた若者を見て死を覚悟します。



今週もどうぞ良い週末をお過ごしください。



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