皆さん、こんにちは。
ゴールデンウィークが終わって、一気に季節が夏へと進んだように感じますが、皆さんはいかがお過ごしですか。疲れたなあ、やる気が出ないなあなんて思う方は、ぜひ美味しいものを食べて、たくさん体を動かして、たくさん寝てみてください。今の時期だと、新玉ねぎが美味しいですね。スナップエンドウやシラス、イチゴなんかも良いですよね。そしてよく食べてよく寝た後は、頭を動かす。
さて、今週の更新です。
前回の更新では、サムと会った柴崎がサムに恐れをなして逃げ出すところまで書きました。二人はほとんど会話することもなく、柴崎が一方的にサムに死神の姿を重ねて怯えだし、そのまま立ち去りました。『死神』は柴崎の物語における一つのキーワードです。特異点シリーズ第1段の『老人狩り編』において、その辺りは詳しく描写されているので、興味が湧いた方はぜひ読んでみてください。
さて、今回は徐々にミッドポイントに向けて話を進めていきます。本作の折り返し地点ですね。ですので、今回はその前に提示しなければならない事柄を幾つか描写していきます。まず特異点の世界を解き明かす鍵となる『人が消える』事象について。この事象は1作目の『老人狩り編』から、それに続く全ての作品の中で描かれてきました。なぜ人が消えるのか。それはこれからのお楽しみですが、今回は2作目の主人公『巻はる子』の視点でそれを話します。
そして柴崎を取り囲む人々の動き。早見と萩谷ですね。彼らは今回も柴崎の母親を巡って意見を対立させます。
ということで、連載小説『特異点5(仮)』、第15回『消える人』を公開しました。
今週もどうぞ良い週末をお過ごしください。
Photo by CDD20
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