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執筆者の写真うだりお

連載小説『特異点5』、第5話『囚われた老女』を公開しました

皆さん、こんにちは。


3月に入りましたね。寒かったり暖かかったり、まだ気温は安定しませんが、皆さんはいかがお過ごしですか。


少しずつ暖かくなってきて、それはそれで過ごしやすくて気持ちが良いものではありますが、3月は花粉が飛ぶ季節でもあります。花粉って、まだ大丈夫かななんて思っていると、急に目がごろごろと痒くなったりする油断できない存在ですよね。目に見えないから、忍者みたいに「お、お前、いつからそこにいた!」状態になるわけですが、目に見えても怖いですし、まあ仲良くやっていくしかないですよね。花粉症で苦しんでいる方は、今年もどうぞお早めに対策を取ってください。


さて、今週の更新です。


今回は、萩谷がダイニングホールで休憩を取っているシーンから始まります。

萩谷たちのチームが進めてきた治験薬の臨床試験において、治験薬の有意な効果が確認できたからです。ほっと一息。あとは治験薬審査委員会において承認されれば、いよいよヒトへの臨床が始まるかというところに地下研の主任研究員、有坂知世(ありさかともよ)がやってきます。


有坂は萩谷にヒトへの臨床試験はすでに始まっていることを告げ、その際、被験者に危篤な副作用が見つかったと話します。


薬剤性せん妄――一時的な意識障害および認知機能の低下。


そしてこれを発症した被験者というのが、シリーズ2作目の主人公、『巻(まき)はる子』でした。


それでは、



どうぞお楽しみください。


Photo by Copilot

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