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執筆者の写真うだりお

『特異点3』第2話『停電』を公開しました!

皆さん、こんにちは。


暖かい日が続いています。ここのところ、ジョギングしている人をたくさん見るようになりました。私も真似してジョギングをしてみましたが、なかなか気持ちが良いものですね。心臓や肺が新しく生まれ変わったように新鮮な気持ちがしました。緊急事態宣言続きで溜まったストレスを発散するにはちょうど良い運動なのかもしれませんね。


さて、先週、特異点第3部の1話目、『強者の論理』を公開しましたが、あれから少し考えて、実はこの一週間、構想設計の段階に戻っていました。構想設計というのは、ここでこれが起きて、その次にこれが起こってと、物語の大まかな流れを作ることを私がただそう呼んでいるだけなのですが、要はしっくりこなかったんですよね。


それで色々とプロットポイントをいじっている内に、やっぱり最初にタイトルを決めてしまうのは良くないなと思いました。タイトルを決めてしまうと、どうしてもそれに引っ張られてしまうというか、その枠から抜けられないというか……。難しいす。


今回、タイトルに『冒疾』という単語を入れたのは、もともとは、主人公であるフジサキの『嫉妬心』を物語のテーマに据えたかったからなのですが、今作はなにしろ、特異点の世界を作り出したスマートジェネティクス社が舞台となっています。そうなるともう、言わなければいけないことがとにかく盛りだくさんで、どれを削るか、それとも削らないか、今現在も悩んでいます。そしてどんどんと『冒疾』から遠ざかっていく……笑。


本当は早く構想を決めて、あとは書くだけとしたいところなんですが、なかなかそうもいかないのが人生。今作は構想と詳細設計を同時進行で作っていくしかないかなと、今は諦め半分でそう思っています。でも逆に考えると、決め打ちせずに直感に任せて自由に書いていけるという利点もあるんですよね。ただ、自由に書くの初めてです。どきどきします。


なるべくシンプルに。

難しく考えすぎずに。


時計の針に背中を刺されないよう、頑張って更新していきたいと思います。


連載小説『特異点3』、第2回『停電』を公開しました。


今週もどうぞ良い週末をお過ごしください。


Photo by Markus Christ


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