皆さん、こんにちは。
寒くなってきましたね。一気に冷え込んだ感が強くて、私自身、もう少し秋を楽しんでいたい気持ちはありますが、皆さんはいかがお過ごしですか。
先日、FacebookはEU圏内の技術者1万人を雇用する計画を発表しました。その目的は、仮想現実空間『メタバース』の開発です。
知っている人もいるかと思いますが、メタバースとは、ユーザーが好みのアバターを使ってリアルタイムでアクセスできる仮想現実空間のことです。元々はSF作家のニール・スティーヴンスンの著作『スノウクラッシュ』の作中に登場するインターネット上の仮想世界のことと言われていますが、メタバースの中では現実世界と同様に、買い物がしたり、物(データ)を交換したり、デジタルコンテンツを楽しんだりできるようです。
FacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、Facebookは今後5年間でソーシャルメディア企業からメタバース企業への移行を目指すと言っています。Facebookは社名変更まで考えているようですので、その本気度が伝わってきますよね。今後、メタバースはインターネットのネクストプラットフォームとして、様々な企業が参入するブルーオーシャンとなっていくのかもしれません。
そしてなぜこんな話をしているかというと、このニュースを見た時、私はめちゃくちゃ胸が弾んだんですね。そりゃもう、ガストの一角でガッツポーズを決めたくらいに。なぜなら現在連載中の『特異点』シリーズ、これになんと、この『メタバース』が随所に登場するからです(やっと時代が私に追い付いてきた……←どや顔)。
2年前に書き始めた当初は、メタバースなんて言葉を知らなかったものですから、作中では『仮想空間』と説明していますが、要はメタバースのことです。シリーズ1作目の『老人狩り編』では、主人公のシバが犬のアバターになって猿やカマキリと話すシーンがあるので、興味を持った方はぜひ読んでみてくださいね!老人狩り編へはこちらから。
さて、連載小説『特異点3』、第21回『排除』を公開しました。
今週もどうぞ良い週末をお過ごしください。
Photo by Gerd Altmann
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