皆さん、こんにちは。
気が付けば11月も最終日。気温も下がって一気に冬らしくなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしですか?
先日、文化庁の有識者会議で、違法ダウンロードに関する素案が発表されましたね。
漫画村をはじめ、多くの海賊版が社会問題となり、現在、その対策のために、ダウンロードを規制する著作権法の改正案を議論している最中ですが、朝日新聞デジタルによると、今回の素案では、著作権侵害物が一部に含まれるスクリーンショットや違法にアップロードされた漫画の数コマなど、著作権侵害物の分量が少ないものについては違法としない方針が示されたとのことです(朝日新聞デジタル、上田真由美)。
今年3月の時点では、その分量によらず、全てのスクリーンショットやダウンロードを違法とする案でしたので、そういう意味では、私たちが普段生活していく上で、変に気を付けなくてもよくなるのかなぁと思います。好きなアニメのキャラクターをSNSのアイコンに使っただけで違法になっていたら、たまったもんじゃありませんからね。
ただ、次の行為は依然として違法とする方向で議論されてますので、お気を付けください。
・著作者の許可なくアップロードされた写真やイラストそのものをスクリーンショットする行為
・既刊本に載る漫画1話の半分以上や、もともと無料の雑誌/漫画/ネット記事をダウンロードする行為
私もホームページ上でたくさんのCC0写真を使用していますが、作者の名前とリンクは必ず載せるようにしています。
自分がやったワークと他の人がやったワーク。責任の所在を明確にするためにも、そこは区別すべきだと私は思っています。そして他の人がやったワークについては、参照・参考として出典を明示する。会社で働いていると、そのプロジェクトに関わった全員の名前を明記するのは中々大変ですが、本来はそうあるべきだと私は思います。ちょうど映画のエンドロールのように。
ゼロから何かを作り出す行為というのは想像以上に大変なものです。
そこに時間と労力を注ぎ込んだ著作者への敬意は忘れないようにしたいですね。
さて、連載小説『特異点(仮)』、第32回『マサト』を公開しました。
今週もどうぞ良い週末をお過ごしください。
Photo by titus torome
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