皆さん、こんにちは。
今年の6月から続けてきた連載小説『特異点3』ですが、今回で最終回となります。
これまで読んでいただいた皆さまには心から感謝しています。
ありがとうございます。
ようやく最後まで辿り着いたのですが、いつものような「終わったぁー!ふぉー!」という解放感はありません。私の中にまだ、どこか未完成の油絵をぼうっと眺めているような感覚が残っています。
というのも、今回の作品「特異点3」は6月に書き始めた時点から不安が付きまとっていました。構想設計がきちんとできていなかったというのもあるのですが、この作品で言いたいことは何なのか、私の中ではっきりと固まっていなかったんだと思います。それでもとにかく今年中に書き終えたいという思いと、特異点1と特異点2で描いてきた世界を広げなければいけないという思いとでここまでやってきました。
そしていざ書き終えてみれば、あれもこれもと詰め込み過ぎて、なんのこっちゃよく分からない物語になってしまったことは否めません。その点、読者の皆さまには申し訳なく思っています。
本作は、来年の秋頃に正式リリースを予定していますが、それまでにもっとシーンの取捨選択をして、もっと簡潔にして、本作で何が言いたいのかをはっきりさせたいと思っています。おそらく大幅な書き直しになるかと思いますが、このヴァージョンはこのままホームページに残しておくので、本作を書き始めた当初の物語はこんな感じだったんだと思って読んでいただければ幸いです。
ホームページ上での公開は2022年の8月末まで続けるつもりでいます。
もし良かったら、「こんな小説があるの知ってる?」と周りの人に教えていただけると嬉しいです。
それでは、連載小説『特異点3』、最終回『目覚め』をお楽しみください。
今日はクリスマスですね。
大切な人にプレゼントをあげるも良し。
今年一年頑張った自分にプレゼントをあげるも良し。
どうぞゆっくりとしたクリスマスをお過ごしください。
Photo by Tumisu
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