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物語
どうすんの、就職――すんの?
分かんね、すんじゃね。お前は?
大学四年生のボビーは、仲間とアマチュアバンドを組んで音作りに励んでいた。学業よりも楽しいことを優先させ、毎日を気楽に暮らしていたボビーは、女に振られたことを機に引っ越しをすることに。ところがやってきたアパートでは、入居したその夜に、壁が音を立てて鳴り響き、部屋が揺れ始め……。
現代の日本社会が醸し出す《他人に不寛容》という雰囲気。その中で自分はどう生きるべきか、若者の視点で《赦すということ》を描いた短編小説第一弾。
秋の花弁Photo by Norico | 秋空に舞う黄葉 | かき鳴らし |
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※ギャラリーにて使用される画像の著作権は各著作者に帰属します。
本作に込めた思い
大学生と孤独な老人の交流を描いたお話です。
『赦し』をテーマに書いた作品ですが、あまりその辺は意識せずに、さらっと読んでもらえると嬉しいです。
季節設定が秋なので、全体を通して『静けさ』や『物哀しさ』といった感情が支配的ですが、その中に残る『優しさ』や『温かさ』といった余韻も楽しんでください!
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